さくらユウワ旅リポート『モンゴル経済視察ツアー(6/7~11)』

H30年6/7~11にモンゴル経済視察ツアーを開催しました!

第9回目となるさくらユウワ旅。本年度も福岡・熊本・鹿児島・東京・滋賀等、様々な業種の方々にご参加いただき、総勢27名でのツアーとなりました。

モンゴル基礎知識

面積:156万4,100㎢(日本の約4倍)
人口:317万9,800人(熊本県+福岡市の人口位)
首都:ウランバートル(人口146万2,973人)
民族:モンゴル人95%及びカザフ人等
言語:モンゴル語、カザフ語
宗教:チベット仏教、シャーマニズム信仰等

旅の行程

◆6月7日(1日目)
午後:福岡空港にて団結式 仁川経由でモンゴルへ
◆6月8日(2日目)
午前:ウランバートル市内視察 商工会議所訪問
午後:孤児院「大地の家」訪問
◆6月9日(3日目)
午前:バガノール区石炭鉱山 チンギスハーン騎馬像
午後:海外金融セミナー 遊牧民の家庭訪問
◆6月10日(4日目)
午前:アリアバル寺院 モンゴル相撲見学
午後:ミノンデパート(旧国営デパート)視察 帰路へ
◆6月11日(5日目)
早朝3時25分仁川着 解散

モンゴル到着!

標高約1,300mに位置するチンギスハーン国際空港の到着口を出ると、すぐに肌寒さを感じました。夏の平均気温は19度と寒い国なのです。出口はお迎えの人で溢れていて、現地の方は非常に体格が良い。主食が肉と小麦等で骨太で頑丈そうな印象です。

しかし、この食生活と冬の平均気温が-30度という過酷な環境の為、男性の平均寿命は65歳だそうです。

そして街中、日本車だらけ。寒冷地ではガソリン車は動かなくなる為、特にプリウスが大人気。道路状況が悪い為、少し大きめのタイヤを付けた改造プリウスでした。

車

ウランバートル商工会議所会頭と面会!

会頭より直接お話を聞く貴重な機会に恵まれました。「日本はモンゴルにとって初めて自由貿易協定を結んだ国。地下資源は豊富だが、商品化する技術がない。日本の技術力、教育・医療分野で協力があるとモンゴルの大きな発展につながる」との事でした。隣国の中国やロシア以外の第三国…特に日本との関係を重視しているそうで、今後益々両国の関係が進むことが予想されます。

現地ガイド役のチングン氏も「日本人は近隣アジア諸国に比べ見返りを求めず、技術力・勤勉さがあり、尊敬している人が多い。」と外国にきて日本人の良さを感じる良い機会となりました。

会議

孤児院「大地の家」訪問!

元々遊牧生活を送る人が多いモンゴルですが、生活環境は非常に過酷で、-40度の大寒波がくると親が子を育てられずに放りだすことがあるそうです。

ここは経済的・虐待等で親と一緒に住めない・学校にいけない子ども達の為に作られました。勉強以外にも楽器や踊りも教えているそうで、無表情でやって来た子も、できることが増えると表情豊かに変化していくそうです。

訪問者が来るとうれしいようで、当日は笑顔で出迎えてくれ、歌や踊りを披露してくれました。最後に女の子が涙を浮かべ、詩を朗読してくれました。

『お母さんの愛情は、この草原の花を摘んで花束にしても足りない。この世界中の花という花を集めても足りない。それ程お母さんの愛情は深いものなのです』 現地ガイドのチングン氏も「この国には、このような子がたくさんいる。この子達の気持ちが分かるから…」と涙ながらに通訳し、現状を伝えてくれました。彼のこの国を良くしたいという想いも一緒に伝わりツアー参加者全員、心を動かされ涙したのでした。

参加者からは「支援は継続しないと意味がないが、世界にこういう状況があるという事を知るのと知らないのでは考え方や自分の在り方に差が出る。知るきっかけができただけでもツアーに参加した意味があった」という声をいただきました。

子供たち(写真は歌を歌う子供たちとガイドのチングン氏)

バガノール石炭鉱山・火力発電所視察

首都からから135キロ離れたバガノール石炭鉱山・火力発電所を訪問しました。途中シベリア鉄道と並走するという幸運にも恵まれました。

長さ10.5km幅2㎞深さ106mというとてつもない広さに圧倒され、発破の様子には参加者一同、大興奮でした。年間190万トンを掘り、ウランバートル市の70%の電力を賄っているそうです。視察中、身長よりも高い大きなタイヤのダンプトラックが走る様子はまさにスターウォーズの世界でした。

トラック
参加者

遊牧民の家庭訪問

郊外に足を運ぶとイメージ通りの広い草原がありました。標高高く照りつける暑さ、コンタクトレンズが乾く程の乾燥した空気、ゲルと自由に歩き回る牛や馬等の家畜たち。しかし、ゲルの横にはなんと、改造プリウスとトラックがとまっていました。

昔は馬で移動していたそうですが、今はトラックを利用しているそうです。それに伴い今ではゲルの中にはベッドやタンス、食器棚等の家具がおいてあり快適そうでした。

また遊牧民は、日本のように土地の所有権という考え方は無いそうです。ゲルの痕跡を見て他の人が建てた場所には建てないようお互い配慮しながら移動するそうです。また税金の面では消費税や健康保険というものは無く、収入の一割を納税するという簡単な仕組みですが、人口が少ない為今のところ成り立っているようです。

国が違うと仕組みも違い、驚く事が多い旅となりました。

パオ

今回の旅を振り返って…

馬

今回で9回目の旅でしたが、前情報が少ない国だった分、不安を抱きながら参加された方も多かったようです。しかし、観光では行けない場所でその国の現状を見聞きできたことは貴重な体験となり、毎回参加くださる方はもちろん、初参加の方からも「参加してよかった」「また参加できるよう仕事頑張ります」という嬉しい声をいただきました。

今回も様々なコンテンツが詰まったタイトなスケジュールでしたが、一つももらすことなく回れたことは、ご参加いただいた皆様のご支援とご愛顧によるものと心より感謝しております。

現地ガイドの株式会社エムジェイツアーズのバタバヤル チングン氏のおかげで、ツアーの一体感が増し非常に楽しい旅となりました。

来年は記念すべき第10回目を迎えます。
皆様の良き場となるよう更なる異国の地を企画中です。
皆様のご参加お待ちしております。

鷲

【熊本本部 内田 裕子】

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